離乳食 10倍がゆから始める?
5-6か月になると補完食(離乳食)が始まります
離乳食の本を買ってみてみると、ほとんどの本に「赤ちゃんの消化能力がまだ未熟なので、消化吸収のよい10倍がゆから」と書いてあります
10倍がゆって、そもそもどんなものでしょうか?
大人が食べるご飯は、お米1に対して水1.4を加えて炊いたもので、1.68kcal/g
5倍がゆは全粥のことでお米1に対して水を5加えて作ったもので、0.71kcal/g
10倍がゆは五分がゆのことで、お米1に対して水10加えて作ったもので、0.36kcal/g
10倍がゆのカロリー数は普通に炊いたお米の、約5分の1と栄養的にかなり少ないですね
従ってたくさん10倍がゆを食べても、ほとんど赤ちゃんの体重には反映されません
平成19年に改定になった厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」を見てみると、
離乳の開始では、アレルギーの心配の少ないおかゆ(米)から始めるとあり、その形態に関しては「つぶしがゆ」となっています
いろいろなものを見ると、これは「10倍がゆをつぶしてトロトロにしたしたもの」ということのようです
そもそも赤ちゃんの消化吸収能力は低いのでしょうか?
長くなるので割愛しますが、赤ちゃんは5-6か月になると脂肪の消化吸収能力がついています
ほかの国へ目を移すと、その国の文化にもよるのかもしれませんが、離乳食開始時期から肉(タンパク質)をしっかりあげている国も多くみられます
離乳食=「補完食」という名前は、母乳やミルクでは不足するカロリーや栄養素を補うための食事という意味です
従って6か月くらいから不足してくる特に「鉄分」を補うためには、淡白なお食事では補えないことになります
結局10倍がゆはどうしたらよいのかということになると、食べられるようであれば最初から
5倍がゆでよいのではないでしょうか?
スプーンにのせて垂れない程度の硬さが良いと言われています
お子さんによって違いがあるので、自分のお子さんの様子を見ながら決めていかれるのがよいでしょう
「補完食講座~BLWってなあに?」は、毎月第2水曜日に開催予定となります
次回は7月14日(水)に「もんめ」で開催予定です
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