ロタウイルスワクチンが定期接種になります

今年の10月1日からロタウイルスワクチンが定期予防接種となります
今まで任意予防接種で、金額としてはとても高価で数年前までは保育園に通う予定のないお子さんのおうちでは、接種しない選択をする家庭も多かったようです

最近は0歳から保育園に入るご家庭が多く、ロタウイルスの予防接種を受ける選択をする方も多くなってきました

高価だったので経済的負担は大きかったのですが、これで守られる赤ちゃんが増えるでしょう


ロタウイルスが引き起こす病気は胃腸炎です
乳幼児期にかかる急性の胃腸炎の原因となります、症状は嘔吐や下痢、発熱、腹痛などですが、年齢が小さいうちには重症化しやすく、入院をしたり、合併症を起こしたりすることがあり、生後すぐに感染する可能性もあるため、生後6週から受けられます

ロタウイルスワクチンは、初回感染の代わりにワクチンを接種する(内服)ことで免疫をつけることになり、「感染を防ぐ」というよりは「重症化を防ぐ」という意味合いが強いです

胃腸炎に関しては治療薬はなく、対症療法となります
問題となるのは合併症だそうです

これを機に、自分でも合併症についても調べてみました

①けいれん:熱性けいれんや胃腸炎に関連したけいれんを起こしやすい
②脳  炎:重い脳炎を起こすことがあり、後遺症が残ることもあり
③腸  重  積:腸の中に腸が潜り込んでしまう状態、腸が壊死してしまうことがある
      1回目の接種後1週間以内に起こることがまれにあり


ロタワクチンが定期予防接種になるのは、8月1日生まれのお子さんからです
③の腸重積を防ぐためには15週未満の方が可能性は少ないようなので、予防接種が受けられるようになったら、できるだけ早く受けたいものですね







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